幸せって。。。金屏風?
披露宴も終盤にさしかかり、サプライズなこととして、新郎から新婦への手紙が読まれた。
何も聞かされず、その手紙を読まれた新婦は感動して泣いていた。
ドラマの「プロポーズ大作戦」を彷彿とさせる何かがそこにはあった。
だからといって、僕が新婦と特別な思い出があるわけじゃない。初対面だし。
何度もいうが、ただ二人が絵になりすぎていたんだ。
最後のシメはやっぱり新婦から両親へあてた手紙。。。
ここでまたあの大型のスクリーンがその機能を十二分に発揮する。
新婦が読み始めると同時に、字幕がスクロールされていくのだ。オルゴール的なGBGMとともに。
これはずるいよ。新婦は当然のことながら、彼女の両親も泣いていた。こっちまでもらい泣きだよ。若干酔っ払っていたので、手紙の文面は覚えていないが、良い手紙だったことだけは確かだ。
会場がしんみりとした後、新郎新婦がそれぞれの両親に花束をプレゼントし、新郎の父親のあいさつ、そして新郎のあいさつで披露宴はオールアップした。
笑いと感動をもらった僕らは引き出物をもらい、その会場を出た。
その外には金屏風の前で新郎新婦と各々両親が参列者に最後のあいさつをしている。
長蛇の列の最後尾に僕らは並んだ。刻々と少なくなっていく列。近寄ってくる最後の時。
僕の番が来た。
まず新婦の両親にあいさつ。「この度は誠におめでとうございます。」
次に新婦へ。「おめでとう!」「写真撮らしてもらっていい?」
携帯を持ち出し、新婦に向かって構える。
「は~い、笑って!」、、、パシャ!
最高のワンショットが獲れた。新婦オンリーの1枚が。
「いやぁ~キレイだぁ。」と中尾彬風に僕。新婦の両親、軽笑。
さらに「待ち受けにさせてもらいます!!」と追い討ちをかける僕。
新婦の両親、、、苦笑。
大変失礼しました。あの時は酔っ払っていたので大目にみてやって下さい。
それでもこんな僕に新婦は「今度、家に遊びに来てゆっくりしていってください。」と言ってくれた。
いい子だ。社交辞令とはいえ、あの目はまっすぐだった。
「たぶんこの中で一番家近いから、すぐ行っちゃうよ!」と僕もすかさず返した。すると、あたたかい笑顔がレスポンスされた。
僕の頭の中でミスチルの『彩り』が流れていたのは、いうまでもない。
最後に新郎とも固い握手を交わし、「おめでとう!」と一言だけ言ってきた。
男友達に余計な言葉はいらない。目を見れば伝わる。それこそまさにプライスレス。。。
そんな幸せいっぱいの金屏風を後にして、僕らは結婚式会場からフェードアウトしていった。。。つづく。
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